21/06/2009
それなりに歴史と苦労がある言葉なんだから。 „
Matzにっき(2008-03-14) (via otsune)
オープンソースという言葉を広めに使うことには賛成側だったんだけど、当事者がこういうときにはそれを最優先したいな、と思ってしまう。ということで、僕個人はとりあえず使わない。でも他に、いい言葉があるかな。
ウィキノミクスの冒頭では、金鉱山会社ゴールドコープ社が「1948年以来の地質データ、全部を電子ファイルにして、世界に公開」して鉱脈の在り処を検討してもらうという、社運を賭したゴールドコープ・チャレンジを紹介している。鉱業界では、地質データは「産出する鉱物以外で最も貴重な資源として厳重に守るべきもの」だが、当時、倒産すらありえたゴールドコープのCEOが「トーバルスがLinuxを『オープンソース化』したように」やってみようと決断したのだという。
こういうのを読むと、「オープン」という方向と同時に、「ソース」すらオープンにするというオープンにする深さが重要なのかな、と思う。その深さの重要性を、「ソース」の一語を添える以上によく伝える言葉を思いつかない。ウィキノミクスの副題「マス・コラボレーション」はバザール開発とかそのあたりを表現する語だとは思うんだけど、あまり今回の議論で「マス・コラボレーションと呼ぼうよ」という意見を見ないところからすると、キャッチーさが不足しているのかもしれない。